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2022/7/19 更新

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【ボナペティフランス】バカンスシーズンを彩る4大カトリック祭のひとつ、聖母被昇天祭

8月15日は、カトリックの国フランスでは、「聖母被昇天祭(Assomption)」という国民の祝日にあたります。今回は、聖母被昇天祭がどんなお祭りなのかご紹介します。

「聖母被昇天祭」という祝日はどんなお祭り?

カトリックの祝日である聖母マリアの被昇天祭は、8月15日に行われます。この祝日は、フランスでクリスマス、昇天祭、諸聖人の日とともに4つのカトリックの祝日に数えられます。聖母被昇天祭は、聖母マリアが、天に召された日をお祝いする行事です。
時は、さかのぼること1950年。聖母被昇天祭は、当時のローマ教皇ピオ12世のエクス・カテドラ宣言によって信仰の教えが体系化されました。イエス・キリストの母である聖母マリアは、地上の生活を終え、死後3日して、精神も肉体もともに天に上げられました。この被昇天にあずかった日が8月15日であると信じられ、カトリック教徒により世界中でこの日が祝福されています。

古くから親しまれている祝祭や聖母行列

聖母被昇天祭は、8月15日前後に世界各地で祝われます。フランスの8月はバカンスシーズン真っ只中。カトリックの教会では特別なミサが行われます。多くの数の礼拝場所で聖母マリアが捧げられ、厳粛な雰囲気に包まれます。

現在も熱心に各地につめかける巡礼者たち

ミサによる厳粛なお祝いだけでなく、お祭りが盛大に催されます。聖母マリアの像を掲げて大勢の巡礼者が行進する姿は、圧巻!パリでは8月14日、カトリック信徒がサン=ルイ島と、シテ島周辺のセーヌ川上で聖母行列を開催します。
このほか、フランスの各地でお祭りが行われます。フランス最大の巡礼地といえば、仏南部マルセイユのルルド大聖堂。ピレネー山脈の麓にある「奇跡の水」や「ルルドの泉」は、聞いたことがあるのではないでしょうか?このほか、聖母行列としては、ル・ピュイ・アン・ヴレーのマリア祭も有名です。大きなノートルダム大聖堂と岩の上の見事な礼拝堂は、荘厳な雰囲気。また、ノートル・ダム・デュ・ピュイ大聖堂前からは、息をのむほど美しい街並みが見渡せます。

各地のいろいろなイベントで楽しく8月はあっという間

フランスの消防士は子どもたちにとって、憧れのヒーロー!その消防署が、革命記念日の前夜祭となる13日の夜から14日にかけてダンスパーティー会場になってしまいます。このダンスパーティーは、あらゆる年齢・職業の人が参加できるイベントです。明るくて陽気なディスコミュージックが、前夜からお祝いムードを盛り上げます。

バカンス先でも楽しむことは変わらない!大切な人とのアペロや食事の時間

バカンス先でも、マルシェで季節の食材を調達して食事を楽しむのがフランス人。そこで大切な仲間たちとゆっくり団らんするひと時が、最高に贅沢な時間の使い方なのです。日本でも、フランス食材を食卓に取り入れながら、夏のバカンス気分にひたってみるのもいいですね!

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更新:2022/7/19

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