2021/8/27 更新

COLUMN コラム

【ボナペティフランス】フランス人にとって大切な「バカンス」の素敵な過ごし方

想像するだけで優雅な気分に浸れる「バカンス」。1か月近い長期休暇を取り、別荘へ。仕事から離れビーチに寝そべりまったり過ごす… というイメージがありますが、バカンスの文化が根強いフランスではどうなのでしょうか。バカンスの期間はどのくらいで、いつからバカンスを楽しんでいるのか、またバカンス慣れしたフランス人の代表的な過ごし方とは? 加えて、日本にいながらバカンス気分を楽しむ方法をご紹介いたします。

フランス人にとってバカンスとは? 年間何日ぐらいある?

フランス人にとっての夏のバカンスは、一年の成否を決めるほどの大きなビッグイベント。多くのフランス人は、バカンスに出かけるために家計を節約し、何か月も前からバカンスの計画を立てるほど、情熱を注いでいます。
バカンスを心待ちにしながら仕事をする様子は、日本人のゴールデンウイークなど長期休暇を待ちわびる感覚に近いのかもしれません。ですが、フランスと日本で違う点があります。それは、法律でしっかり休暇制度が整っているということ。
フランスでは、現在年間5週間程度(約25~30日)の有給休暇が法律で保証されています。その昔、1936年人民戦線で民衆が勝ち取った権利として、年に15日間の法定有給休暇の制度が導入され、それ以後、次第に延長され1982年には現在と同じ5週間になりました。日本では有給休暇年間20日が保障されていますが、すべて使い切る人は多くありません。一方フランスでは、有給消化率もほぼ100%で、しっかり休もう!という意識は、当たり前の権利として社会全体に浸透しています。

バカンスの期間は夏休み以外もある

最低5週間の有給休暇期間があるフランスですが、バカンスの期間は「夏休み」も含め、年5回あります。バカンスと聞くと夏を想像しがちですが、ハロウィンシーズンのお休み「トゥッサン ( 諸聖人の日 ) 休み 」や、「クリスマス休み」、「冬休み」、「春休み」もあります。ファミリー層は、子どもの学校の休み期間に合わせてバカンスをとります。
5回のバカンス期間の中で一番休暇が長いのは夏のバカンスで、夏休みを3週間連続で取得するというのは一般的なことです。
また、バカンスの期間は毎年異なるのも特徴的で、次年度の予定をチェックしながら「来年はどこへ行こうか」と、バカンスを心待ちにしながら日常生活を送っているのです。

バカンスはどんな風に過ごしてる?

日本人からすると、その長い休暇期間に何をするの?と思うかもしれません。
フランス人の夏のバカンスは、太陽を求めて南下し、海辺で寝そべってゆっくり過ごします。旅行へ出かけると観光やアクティビティを詰め込みがちですが、フランス人の夏のバカンスは「ビーチで何もしないのが素敵な過ごし方」とされています。バカンス後に小麦色に日焼けした肌を見せつけるのがバカンスを謳歌した証拠にもなるほど!
夏のバカンス期間は日没時間も遅く、たっぷり夜まで遊び、ゆっくり夜ごはんを食べるので、翌朝の起床時間もゆっくり遅め。親も子どもも、時間に追われることなく、毎日 “のんびりした時間を使う贅沢”を堪能します。

フランスのバカンス中の食事はどうしてる?

多くのフランス人は、「ジット(gîtes)」と呼ばれる家具やキッチン付きのコテージや、ホテル、キャンプ場や別荘などで暮らすように過ごします。バカンス中の食事は、滞在先の地元レストランへ足を運ぶということは少なく、ジットでバーべキューを楽しんだり簡単な食事で済ませるのが一般的です。
太陽を求めて海で過ごすことが多いフランス人ですが、一方で自分の生まれ故郷や、親戚や親友の実家を訪れてバカンスを過ごすパターンもあります。その場合ホストは高級な料理を振舞うのではなく、カジュアルなホームパーティ料理でもてなします。 そもそもバカンス期間は、カフェなどの飲食店は、軒並みお休みになります。またパン屋さんや八百屋さんなどもお休みするので、お店の前に「○日までお休みします。休み中に開いているパン屋はここです」と貼り紙が置かれていることもしばしばなんだとか。

日本にいながらフランスのバカンス気分を味わう

日本にいながらフランスのバカンス文化を楽しむには、フランス人さながらに自宅でゆっくりホームパーティをすることではないでしょうか? 午前中はゆっくりブランチ、午後はワインを片手にフランスにちなんだ食材で食卓を囲み、近くの公園まで散歩しながら季節の花々の鑑賞をしたり、夜になれば星空や月を眺めるのもいいでしょう。そんな何気ない日常を楽しむのがフランス流バカンスに近いのかもしれません。緊張感ある日常から離れて、海辺でゆったり過ごすフランス人のように、のびやかに心を豊かにする休日の過ごし方も素敵です。

フランスのバカンス気分を味わう時におすすめなのは、「サーモンとスモークサーモンのケークサレ」や「キノコとゴルゴンゾーラチーズの薄生地タルト」。どちらもフランスの味覚を味わえる贅沢なメニュー。ホームパーティーにもピッタリなサイズです。お好きなワインとのマリアージュを楽しんでみてはいかがでしょうか。

フランスのバカンスの過ごし方は、穏やかでシンプル、だけど濃密なひとときを過ごすことで心を満たします。仕事や勉強するときは、集中して、休む時は休む…そんなメリハリのある生活を送ることが人生を豊かにする上で必要なのかもしれませんね。

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更新:2021/8/27

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